政経倶楽部が綴る政治や政策提言

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第159回例会
平成30年3月1日(木):ルポール麹町
■講演 武藤 正敏 氏  元・在大韓民国特命全権大使 外交経済評論家
「緊迫する朝鮮半島情勢と日韓関係」

■挨拶 吉田平 理事長【私と3つの基本理念】
「当会の3つの基本理念(共生文明の創造・高徳国家の建設・公益経済の確立)を事業経営にどう生かしているか」、これについて本日はお話したい。
私はバス・タクシーのグループ企業(創立52年、従業員350名、売上30億円)の二代目経営者だ。創業理念は「お客様のために我々はどうするか」。経営理念は「人が移動したいというニーズに対して安心して快適なサービスを提供することを通じて社会に貢献すること」。事業領域は、「人の移動」を徹底的にやることとした。夢は、千葉市幕張に路面電車(LRT)を運行させることだ。
当会で私は、林英臣主席顧問から、経営理念そのものの意味づけを学んだ。それは、“単なる会社の軸だけではなく国是と社是を重ね合わせる”、つまり、
“自社の経営理念を日本がよくなる方向性に合わせていこう”ということだ。
①相手を認め合い互いに必要としあう「共生文明の創造」を目指します。
人と人の交わりの最初は“挨拶”だ。弊社のグループビジョンは「人を信じ“挨拶”を大切にする日本の心を働く人々の幸せとともに広げ、地域にそして社会に貢献します」。“挨拶”というキーワードで、会社、家族、地域、ひいては、日本がよくなることを実現したい。
②国民のレベルを向上させる「高徳国家の建設」を目指します。
トップの思いを、社員一人一人の意識へ繋げることが重要だ。そこで弊社はバスに「日本一挨拶を大切にするバス・タクシーのグループ会社」と書いた。社長の思いが社員に薫化されていく、オンリーワン企業を目指している。
③世のため人のために働ける「公益経済の確立」を目指します。
5年前、東京・成田間1000円での運行バスを始めたが、1年後にJRから、「共にやりませんか」と声がかかった。おかげで現在、八重洲7番乗り場から、1日140便、4000名ものお客様(5割は外国人)に喜んでいただいている。

■挨拶 谷口郁子 東京支部長
本日は、朝鮮半島問題の第一人者、元在韓大使の武藤正敏氏をお招きした。氏は外務省勤務40年、うち12年を韓国で過ごされた。今、テレビやラジオ等メディアで引っ張りだこだ。お優しい口調で、本質を一言でズバッと斬られる。平昌五輪で北朝鮮美女応援団は「統一の日に会いましょう」と手を振っていた。ざわざわするような動きがどこにあるのか。今日の武藤氏のお話が楽しみだ。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第158回例会
平成30年2月1日(木):ルポール麹町
■講演 笹川 能孝氏
「“笹川第三世代”が語る笹川良一の真実、男の生き方」

■挨拶 吉田平 理事長
笹川氏の著書『笹川流』を拝読し、日々の生き方で、2つの衝撃を受けた。
まずは夜の過ごし方。氏はどんなに忙しくとも、書斎で一人の「静の時間」を持ち、心身を浄化し翌日への気力へ繋げられている。私は、だらりと過ごしてしまいがちだ。もう1点、初めて会う相手のことは出来うる限り調べて臨まれるという。私もかつてサラリーマン時代はそうしていたが、今、多忙を理由に秘書任せで怠慢になっていた。おおいに、反省した次第だ。
まだまだ「一流」の男には程遠い私だが、林英臣先生に作っていただいた、当会の3つの理念「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」を軸に研鑽を深め、日本創生のために尽力していきたい。

■挨拶 谷口郁子 東京支部長
昨夜の皆既月食は、神秘的だった。次に見られる機会は2022年だそうだ。
“月から地球を見た時、青くて綺麗な地球には、国境はない”。
そんな思いで月を眺めながら、ふと、笹川良一氏の言葉を思い出した。
「世界一家 人類皆 兄弟姉妹」。能孝氏を朝食会にお迎えする前夜でもあり、この言葉が大変心に響いた。能孝氏は本日も和服だが、2015年12月の懇親会にも粋な和服姿で来場されたことを鮮明に覚えている。ご講演が楽しみだ。
今日も、皆さんと共に「学ぶ、伝える、育てる」の精神で参りましょう。

■挨拶 寒竹郁夫 ファウンダー
笹川良一は、憧れの人物だ。悪名高いが日本の為に善いことを数多く行った。私財を投じて、戦犯遺族の面倒をみたり、国内外でハンセン病撲滅に尽力した。
私は東南アジアで歯科の仕事をしているが、各地で日本人が尊敬されているのを実感する。笹川良一の貢献により、今、日本の指導層が恩恵を受けている。
笹川良一が、戦後、競艇事業を立ち上げたのも、日本の戦後復興の為だった。
私は、歯科医療界の笹川良一だ(笑)。日本創生を理念に政経倶楽部を創設し、今、IR幕張誘致に賭けている。
笹川良一評伝は、工藤美代子著『悪名の棺』が秀逸だが、今回、笹川良一のDNAを持つ能孝氏の著書『笹川流』を拝読して、感銘を受けた。
今日は、皆さんと共にお話を賜わりたいと思い、能孝氏をお招きした。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第157回例会
平成30年1月11日(木):ルポール麹町
■講演 林 英臣 氏 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長
「織田信長  旧弊を打ち破り、日本史の章立てを変えた男
【天下布武】~シンボルを高く揚げよ!」

■挨拶 吉田平 理事長
年頭から日経新聞に「AI」の文字が載らない日はない。私の業界(バス・タクシー)も東京五輪に向けて自動運転化が進んでいる。いつか運転手不要の日が来るのだろうか。以前、コンピューターが人間社会を支配するSF映画があったが現実味を帯びてきた。が、だからこそ人の感性が重要な時代となる。人格を磨く場、林英臣先生の今日のような学びがより大切になってくる。
そこで本年より、「政経倶楽部の3つの基本理念を会社経営や人生においてどう生かしているか」をテーマに「会員3分スピーチ」を始める。初回の今日は谷口支部長が担当する。順次、皆さんにもお願いし、研鑽を深めていきたい。

■挨拶 谷口郁子 東京支部長 【私と3つの基本理念】
今年創業30周年の女性起業家、会社社長として、今日はお話したい。
①「共生文明の創造」。元々私は西洋医学を学んだが、共生ということで医療介護福祉業界において、西洋医学と東洋医学を融合した統合医療を目指している。
②「高徳国家の建設」。世界一長寿国の日本女性として、徳のある女性起業家を育てる側にまわりたい。また、60歳、70歳からの起業支援の発信もしている。
③「公益経済の確立」。2006年に立ち上げた「タウンヘルスケアステーション構想(疲弊した商店街を医療介護の中心地として活性化し雇用まで繋げる)をさらに広めたい。3つの理念は私の宝の言葉。今後も心の支えに頑張る所存だ。

■挨拶 寒竹郁夫 ファウンダー(林先生ご講演後)
29歳の開業時、「どうせやるなら日本一の歯科グループを作ろう」と決意し、織田信長を徹底的に研究した。まずは拠点。安土城(地下1階・地上6階)と同じ階数の鉄筋コンクリート7階建てビルを建てた。この借金4億円返済の為、考えたのが訪問診療だ。これが全国展開するためのシステム(鉄砲隊)となり、現在13の医療法人(方面軍)で旭川から熊本まで約50のクリニックを展開している。規模は日本一だ。林先生のお話にあったように、まず理念を掲げてその通りにやれば8割はいける、と実感している。当会も、全国展開を目指している。理念は、ポスト資本主義。新しい資本主義の発想を理念に織り込んで、基盤となる日本のシステムを変えて行く。皆さんにも、是非ご協力賜りたい。

一般社団法人政経倶楽部連合会 東京第156回・千葉県支部第84回合同例会
平成29年12月2日(土):ルポール麹町

■講演 馬渕 睦夫氏   元駐ウクライナ兼モルドバ大使
「日本の知恵が世界を救う~日本精神の原点“古事記”が教えるもの」

■挨拶 近藤昌之 副理事長
民俗学者トゥインビーは「12、3歳までの間に民族の神話を学ばなかった民族は滅びる」と言っている。日本の神話といえば古事記。古事記を読めば、元来日本民族は明るく生き生きとしていたことが分かる。統治もウシハク(力で治める)でななくシラス(徳で治める)で、天皇は民の幸せを祈り続けていた。
当会では今年、「憲法改正」をテーマに、和田政宗参院議員、石破茂衆院議員、山田宏参院議員にご講演いただき学びを深めてきた。本日の最終合同例会では、
馬渕睦夫先生をお迎えし、どうしたら日本が幸せになるのかお話しいただく。
今日のお話を持ち帰り、皆に伝え、共に素晴らしい未来を創って参りましょう。

■挨拶 山本克己 千葉県支部長
弊社は新しいビジョンづくりに取り組んでいる。きっかけは社員の声だ。
「この会社に入社し、自分なりの将来像が描けるような会社にしてもらいたい」と言われた。たしかに、会社の方向性を明確してこそ、社員はそれに照らし合わせながら自分の仕事のやり方を明確に進められるものだと思う。
国家も同じだ。国のビジョンが明確であれば自分の果たすべき役割も見えてくる。私はそのビジョンが、当会の3つの理念「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」だと思っている。今後もこれを基本にした社会づくりに、各支部と力を合わせて邁進していきたい。

■謝辞 寒竹郁夫ファウンダー(馬渕睦夫先生ご講演後)
馬渕先生のお話に感動した。特に「八紘一宇」が腑に落ちた。この言葉は、かつて弊社の社是の候補にも考えた言葉だ。これは、『日本書紀』の中にみえる、大和橿原に都を定めたときの神武天皇の詔勅に「兼六合以開都、掩八紘而為宇」 【六合(くにのうち)を兼ねてもって都を開き,八紘(あめのした)をおおいて宇(いえ)となす】とあることを根拠に、田中智学(宗教学者)が日本的な世界平和の原理として1903年に造語した四字熟語だ。戦時中に間違った意味で使われたことで誤解も生じ、我々も洗脳されてしまっているが、本来の意味は、「自分磨きによって日本が素晴らしい国となりそれが世界に広がっていく」という崇高なものだ。先生のお話を伺い改めて大事にすべき理念だと確信した。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第155回例会
平成29年11月2日(木):ルポール麹町

■講演 山田 宏 氏  自由民主党 参議院議員 (全国比例区)
「なぜ、今 憲法改正か」

■吉田平理事長 挨拶
本日の講師は、お馴染みの山田宏参議院議員だ。毎回講師の方への講演依頼は半年ほど前にするのだが、今回は絶好のタイミングでのご講演となった。
10月22日衆議院総選挙は自民党の圧勝で、自公連立与党で憲法発議に必要な三分の二の議席を獲得した。そして今度の日曜11月5日トランプ大統領初来日という好機で、山田先生から憲法改正をテーマにお話が伺えるのは幸運だ。
さて、皆さんは今回の総選挙をどう感じたでしょうか。「大山鳴動して鼠一匹」という諺がある。前触れの騒ぎばかり大きくて結果は、たいしたことは何もなかった、という意味だがまさにその通りではないだろうか。
前原代表の大決断を受けて、多くの民進党議員は、希望の党から出馬した。
そして、いわゆる“排除”組は立憲民主党、あるいは無所属で出馬した。結果、希望の党は失速し、立憲民主党が野党第一党になった。
個人的には、林塾3期生塾士の田沼隆志元衆院議員が出馬できなかったことが残念でならない。天の試練と受け止めて研鑽を重ねてほしい。
もちろん私も、日本創生に向けて、今日の学びを実践に生かしていきたい。

■谷口郁子(たにぐちふみこ)東京支部長 挨拶
山田宏先生には、昨年も11月の東京例会、朝食会でご講演していただいた。2年続けて1年最後の朝食会を締めていただけることはたいへん光栄なことだ。
昨年は、例会前日に、“米大統領選挙でトランプ氏当選”のニュースがあった。興奮さめやらぬ翌朝に聴いた山田先生の、「トランプ大統領誕生を、日本が自立国家に向けて歩む好機としよう」という言葉が印象的だった。
先生が参院議員になられて1年余。先生は「日本の国益と尊厳を守るため」をモットーに鋭い国会質疑で政策を具体的に前に進めていらっしゃる。
このたび自民党での新しいお役職、「安全保障と土地法制に関する特命委員会・委員長代理」にも就かれた。中国資本による北海道の土地買収問題などにもメスをどんどん入れていただきたい。
私は、岡田幹彦先生の「西郷隆盛」のご講演を聴いて以来、西郷と山田先生が重なって感じられるようになった。明治維新で西郷が国の舵取りをしていったように、山田先生にも日本の舵取りを皆が期待している。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第154回例会
平成29年10月5日(木):ルポール麹町

■講演 石破茂氏  衆議院議員 (鳥取一区)
「憲法改正」

■近藤昌之 副理事長 挨拶
本日は、石破茂先生を講師にお招きしている。石破先生には、2012年3月、自民党が野党時代に『日本創生への道』という演題でご講演いただいた。
今回も半年ほど前からご依頼していたが、まさかの衆議院解散22日投開票というタイミングでのご講演となり、大変ありがたく思っている。
小池百合子東京都知事が「希望の党」を立ち上げ党首となり、「私がビジョンよ」みたいな形で出てきた。今の状況を替え歌にすると……、
♪政局コロコロどんぶりこ、小池にはまってさあ大変、希望が出てきて、
こんにちは、三都といっしょに遊びましょう~♪といった感じだろうか。
衆議院選挙は、政権選択選挙だ。私たちの選択が、日本の未来を創っていく。おそらく次の内閣総理大臣になろうであろう石破茂先生の話を、きょう伺えることはほんとうに有難く、幸運なことだ。
「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」、我々の3つの基本理念と、きょうの石破先生のお話を聞いて、次の選挙に臨みたい。

■谷口郁子(たにぐち・ふみこ)東京支部長挨拶
きょうは、大変スペシャルなゲストをお迎えできた。会員のみなさんには、
「会員になってよかったなあ」と心から思っていただけていると思う。
石破先生には、女性ファンが多い。私もその一人、後援会員でもある。
女性ファンが多いのは、石破先生の真面目さに加えて懐の広さと深さ、そしてユーモアのバランスが絶妙でいらっしゃるからではないかと思う。
石破先生は、今回、小池百合子都知事にもエールを送られている。他党代表に対して、エールを送ることができる懐の広さが大変魅力的だと私は思う。
石破先生と小池都知事は、自民党が野党時代に共に自民党役員として党を支えた同志でもいらっしゃる。今回、小池都知事は「希望の党」の代表として、自民党の外から政治を変えようとされている。石破先生は自民党の中から国民の声を聴く政治をつくっていきたいとおっしゃっている。
政経倶楽部は、林英臣先生監修のもと、「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」の3つの理念を掲げている。今日の石破先生のお話を伺い、学ぶ、伝える、育てる、の精神で有意義な時間にしてまいりましょう。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第153回例会
平成29年9月7日(木):ルポール麹町
■講演 松沢 成文(しげふみ) 氏 参議院議員 無所属 神奈川県選挙区
「江戸城天守閣再建計画~東京と日本の再生に向けて!」

■吉田平理事長 挨拶
本日は、夜の例会ということで、講師に松沢成文参議院議員をお招きした。
皆さんのお手元に日経新聞記事(8/26)をご用意した。
「新党に向け協議へ。若狭・長島・松沢・細野の4氏」という見出しだ。
“国会議員は5人集まれば新党をつくれる。「数が多ければいいわけではない。規模にこだわらず、理念や政策で一致できる人が集まる政党にしたい」”とある。
松沢議員は、新党結成、政界再編のキーマンとして大変注目されている。
実は、政経倶楽部では、講師の方への講演依頼は半年ほど前にするのだが、きょうはまさにタイムリーなご講演となった。本題とは別に、新党構想についても、ここだけの話として存分にお聞かせいただければと思う。
私たちは、「政経一体でこの国をよくしたい」との思いで研鑽を続けている。きょうは初参加者の方も多い。是非、ご一緒に行動していければと思う。

■谷口郁子(たにぐちふみこ)東京支部長 挨拶
きょうは、松沢成文参議院議員にご講演いただく。
私は、神奈川県知事時代から応援しており後援会にも入っている。後援会では、松沢先生はいつも大人気だ。
政経倶楽部でのご講演は、今回で4回目になる。
これまでに、『政治家の要諦』『二宮尊徳の遺訓』『憲法改正』をテーマに、毎回熱くご講演いただいた。また、昨年12月の例会懇親会(森本敏氏ご講演)、今年4月のワイン会式例会にもご参加いただいた。
きょうは、ご講演としては3年ぶりだが、『江戸城天守閣再建計画』という、大変夢のある壮大なテーマで楽しみにしている。
今日も、学ぶ、伝える、育てる、の精神で、ご一緒に学んで参りましょう。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第152回例会
平成29年8月3日(木):ルポール麹町

■講演 服部(はっとり) 匡(まさ)成(なり) 氏 文明法則史学研究所代表
「歴史の法則が解く日本とアメリカの行方と会社経営」

■吉田平理事長 挨拶
本日は、林英臣先生、また、石井苗子参議院議員にもご出席いただいている。
当会は政経一体の学びと実践の団体だが、昨今政治家の言動を見ていると、情けない状況があまりに多い。リアルな真実そのもののスポーツ生中継以外は、テレビを見たくなくなるほどだ。
しかし私たちは、政治と真剣に向き合っていかなければならない。なぜなら、私たちが毎日一所懸命経済活動に励んでいても、国そのものが滅んでしまっては意味がないからだ。
当会の基本理念は、「共生文明の創造」「高徳国家の建設」「公益経済の確立」。
私はバス、タクシーの事業をしているが、日本人の特性を高めたサービスが、外国人観光客からリスペクトされていることを、日々、実感している。
また今、弊社の一事業が、大きな競争の中で、一緒にやるかやらないかの、瀬戸際の決断を迫られている。そういった中で、今日、皆さんと共に文明法則史学の大局観のお話を伺い、学べることは大変有難い。

■谷口郁子(たにぐちふみこ)東京支部長 挨拶
政経倶楽部の会員になってよかったことの一つが、文明法則史学に出会えたことだ。私は、名古屋支部での林英臣先生のご講演で、初めて学んだ。
文明法則史学とは、一言で言えば、「文明には波があり、東と西の文明の波は800年毎に入れ替わる」ということだろうか。地球的レベルで、非常に統計的、理数的で、理系感覚のものでもある。今日は、服部先生が、「経営に活かす」という視点からお話くださる。大変楽しみだ。
ひとつ、プライベートなことだが、皆さんにお話したいことがある。
7月16日、敬愛する恩師、日野原重明聖路加国際病院名誉院長が亡くなった。
先生は敬虔なプロテスタントで、幾度か巡礼の旅にご一緒したこともあった。ある時、「先生、命ってなんですか?」と尋ねると、先生は「谷口君、命とはね、君に与えられた時間なんだよ」とおっしゃった。胸に沁みる言葉だった。
その言葉は、今も、いつも耳の側で語られているように思う。
今日も皆さんと共に、学び、伝え、育てる、の精神で参りましょう。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第151回例会
平成29年7月6日(木):ルポール麹町

■講演 岡田幹彦氏 歴史人物研究家 日本政策研究センター・主任研究員
「勝海舟~幕末の巨人・江戸城無血開城の真実」

■吉田平理事長 挨拶
一昨日7月4日、北朝鮮がまたミサイルを撃ち、アメリカ国防省も大陸間弾道ミサイル(ICBM)との認識を示した。今朝の朝刊に1面トップ記事で大きく掲載されている。日本にとって大きな危機が迫っている。
そんな中、ここ半年もっとも取り上げられているのは、森友・加計問題だ。
私はバスやタクシーのグループ会社の経営者として、許認可行政の中に身を置き、常日頃、行政機関と戦っている。その中で思うのは、時の文科省トップならば、認可がまずいと思ったら現役時代に内閣府に対峙し、総理に直談判すべきではないかということだ。切腹の覚悟を持って事に処するのが、トップのあるべき姿だろう。文科省前事務次官の前川氏は、退職金ももらい自由の身になった今になって、過去のことをあれこれ言っている。
現役時代の出会い系バー通いの件も、不可解だ。例えば、もし学校の校長先生が出会い系バーに通っていたら、マスコミはどう取り上げるだろうか。事実であれば間違いなく校長先生は辞職に追い込まれるだろう。なぜ、マスコミは前川氏をヒーロー扱いするのか?
今日のテーマ、勝海舟は、まさに江戸幕府の官僚トップだった人物だ。
官僚トップとは本来どういう日本人だったのか。今日は、そんな視点からも、大きな学びを得ることが出来る良いタイミングとなった。

■谷口郁子(たにぐち・ふみこ)東京支部長挨拶
本日は年に1度のお楽しみ、岡田幹彦先生のご講演だ。先生には、一昨年、昨年と2回続けて西郷隆盛をテーマにお話しいただいた。本日は勝海舟ということで、改めて西郷と勝の江戸城無血開城談判の話を伺える。
勝海舟には、多くの名言がある。
「敵は多いほどおもしろい」、「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない」、「世の中に無神経ほど強いものはない」等々は、現代の経営者にとっても示唆に富み、また励まされる言葉だ。
最期の言葉「コレデオシマイ」も心に残る。激動の時代を生き抜いた勝海舟は、どんな思いを秘めてその言葉を残したのか。興味は尽きない。
本日も皆様と共に、学ぶ、伝える、育てる、の精神で参りましょう。

一般社団法人 政経倶楽部連合会 第149回例会
平成29年5月11日(木):ルポール麹町
■講演 和田(わだ)政宗(まさむね) 氏 参議院議員 無所属(自由民主党会派・宮城県選挙区)

「中国の脅威と憲法改正について」

■吉田平理事長 挨拶
フランス、韓国で新大統領が誕生した。東京例会では、半年ほど前に講師の方にご講演依頼をするが、まさに世界情勢が大きく変わる中、また、安倍首相による「憲法9条3項加憲」論議が高まる絶好のタイミングで、本日は、保守期待の政治家、和田政宗参議院議員をお迎えすることができた。
連休に、白洲次郎の本を読んだ。白洲は吉田茂元首相の側近として活躍し、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)と渡り合った人物だ。私は政経倶楽部の学びの中で、GHQによる憲法制定過程についても理解していたが、白洲の本を読んで、改めて、“今、日本人は保守や左翼などイデオロギーに関係なく、自分たちの国の憲法をきちんと考えて行くタイミングに来ている”ことを痛感した。
歴史を勉強し、経営者として自分の会社経営と日本をよくしてくことを繋げていくことも含めて、現実社会で今起こっていることの本質、また、政治の世界でどのような方向性で考えて行くべきか、皆さんと共に学んでいきたい。

■谷口郁子(たにぐちふみこ)東京支部長
韓国で文在寅大統領、フランスでエマニュエル・マクロン大統領が誕生した。これが日本にどういう影響をもたらすのか。当会では、これまでも憲法についての学びを重ねてきた。世界情勢の激しい変化の真っただ中のきょう、気鋭の若手政治家、和田政宗先生に、憲法のご講演を賜われることは大変有難い。
私は2002年、『あなたはどんな「老い」を生きたいですか?―デンマーク、アメリカ、そして日本の高齢者福祉』という本を出版した。そのとき、日本をどんな国にしたいのかシンプルに考え、本来の憲法のあるべき姿についてとことん考えた。そのようなことを考えてから、十数年が経つ。
中国、韓国、北朝鮮、アメリカ、ロシアはじめ、世界各国との関係が緊張を増す中において、日本はどうあるべきなのか。テロの脅威も現実化している。国民一人一人が、まずは憲法についての思いを持つことが大事なことだと思う。シンプルに、どういう国を目指したいのか、考えたい。
今日も、皆さんと共に、学ぶ、伝える、育てる、の精神で参りましょう。