政経倶楽部が綴る政治や政策提言

菅内閣に願う

今回の代表戦、昔の田中角栄対福田赳夫の時代を思い出すかのような激しさを感じた。

私の知り合いの国会議員たちも菅対小沢は半々の状態であった。衆議院300議席を超える玉石混合の民主党にとっては、内部エネルギーの収束場所としての選挙は必要なことだったのだろうと思われる。

 国民の総意に近い政権交代が熱に浮かれ気味で始まり、現実とのギャップを政治家も国民も感じ始めたときの代表選挙は意味深いものを感じる。菅さんにとっても鳩山政権から引き継いだ内閣ではなく自前の内閣だ。これからの縦横無尽の「有言実行内閣」を期待する。

 そうは言っても、内に民主党内野党を抱え、参院のねじれを解消しつつ、喫緊の課題である「円高・デフレ対策」、「経済・財政・社会保障の建て直し」「中国やアメリカをはじめ世界の国々との国際関係の構築」等々課題を上げれば暇がないほどだ。菅さん、本当にご苦労様ですと申し上げたい。日本に残された時間はそう長くはありません。日本の総理大臣として、菅さんのリーダーシップに大いなる期待をします。

 もしも、自分自身がトップの立場であればこういう混沌とした状態をどのように乗り切っていくのだろうか?リーダーシップを発揮するとは、「与えられた状況をよい方向に変化させる」ことだ。私は3つの項目が今回は必要だと思っている。

まずはじめに、国民標語のような単純な共通目標の設定が必要だ。

小泉さんの時の「郵政民営化」や今回の「脱小沢」だ。世論や大衆は正義を持った単純なキーワードが必要になる。管政権はこれに何を当てるのだろうか?何時までも「脱小沢」は使えない。

 もう一つは、徹底した裏方の根回し屋を持つことだ。

党内野党とねじれ参院という「前門の虎、後門の狼」を乗り切るには懐柔屋が必要になる。幹事長の岡田さんに、国対委員長の鉢呂さんに、参議院会長や参院議運委員長に、菅さんはこの役を誰にやらせるのだろうか? 誰なら出来るのだろうか?

 最後はマスメディア対策だ。

不安定な党内情勢、ねじれの参院という内部事情、喫緊に解決しなければならない膨大な政策。これらを乗り切り進んでいくには社会正義という名のメディア対応を真剣に考えなくてはいけない。メディアによって国民は動く。メディアを味方につける対応がどうしても必要になるだろう。

 一国のリーダーはどちらにしても大変だ。特に混沌とした下降カーブを描く状況を切り抜けるために、頑固なまでの志の一徹さと、底抜けの明るさと、命を懸けた愚鈍な覚悟を持って望んでいただきたい。            

菅さん、がんばって。応援します。

 

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