一般社団法人政経倶楽部連合会第90回例会

 
一般社団法人政経倶楽部連合会第90回例会
平成24年6月7日(木):ルポール麹町
 
■講演 溝畑宏氏
前観光庁長官 内閣官房参与 大阪府特別顧問 京都府参与
「地域活性化の明日を拓く!」
■挨拶 寒竹郁夫ファウンダー
●政治の混迷
三笠宮寬仁親王が昨日薨去された。アルコール依存症やガン闘病で苦労の中、社会活動に尽力された。66歳という若さだった。非常に残念だ。
政治の混迷が浮き彫りになってきた。早期解散に追い込まれるかもしれない。野田総理は同級生で、かつ政経倶楽部の発起人の一人なので敢えて言う。野田政権は国の方向性が明確でない。手段として、消費税や社会保障の話をするのならよいが、まずそこから入ってしまい、政治生命をかけてしまってはだめだ。まず国のビジョンを明確に示し、そのためにやむなく消費税が必要だ、という話に持っていかないと思いは伝わらない。
●幕張にIR誘致
政経倶楽部千葉では、幕張にIR(総合リゾート開発)の誘致運動をしている。読売新聞(3月31日千葉版)で「幕張カジノに熱視線」と掲載された。カジノはコンテンツの一つであり、中心はホテルや国際会議場、劇場だ。IRは国の文化を発信する場となり、経済活性化の起爆剤となるものだ。
先月、シンガポールに千葉市の熊谷市長と共に10数名で視察に行ってきた。シンガポールはカジノの収益だけで一日2億円、経済波及効果は4000億とも5000億とも言われている。雇用も2万8000人という試算だ。
当会は現在5支部体制(東京・千葉・九州・大阪・名古屋)で活動している。日本再生再建のためには、まず、経済ありきだ。早急に経済を再建しなければ、その先の、政治も外交も防衛も教育も進まない。
●溝畑宏氏
今日のテーマ「観光」は、日本再生のキーワードだ。日本は、伝統文化、技術、産業等、発信するものがたくさんある。医療の世界もしかり。メディカルツーリズムは海外から連れてくることも、こちらから攻めていくことも双方が大事だ。各産業がそういう意識で行かないと日本は枯れてしまう。
今日の講師の溝畑宏さんは、先陣を切って活動、実践されている。今、5分程話したが意気投合した。とにかく動かなければだめだと。理屈ばかり言っていてもだめだと。今、胆力のある奴がいない。リスクばかり気にせずにとにかく動こうよ、と。政経倶楽部の考え方とも非常に一致する方だ。