一般社団法人政経倶楽部連合会第95回例会

一般社団法人政経倶楽部連合会第95回例会
平成24年11月1日(木):ルポール麹町
■講演 馬淵澄夫氏  民主党 衆議院議員 政調会長代理
「政治家の大義~誇りある日本をどうつくるか」
■吉田平理事長挨拶
 昨日の日経新聞千葉版に弊社が取り上げられた。(格安航空、新規需要生む「成田と都内結ぶ格安バス」)。
8月から、新しく高速バスの新規参入し、大型バスを5台購入した。1台3000万円。1億5000万円の投資になる。乗務員も12名を新規採用した。このように、経営者として自身の足元で一所懸命やることにより、雇用を増やし、関連の産業が広がっていくことが、どんなに厳しい時代でも大事だと思っている。
 政経倶楽部は「学ぶ、伝える、育てる」を活動目標としており、「伝える」の部分では、毎年、政策提言を行っている。きょうは馬淵さんに、我々の要望書(「特定複合施設区域の整備の推進に関する法律案」の早期成立に向けた要望書)をお渡ししたい。
 今、政府の成長戦略のなかで、アジアのマーケットを見込んで日本企業がいろいろな形で需要を創造していき、また、グリーンエネルギーや医療イノベーションに対しての投資の話がある。一方で、カジノを含むIR(統合リゾート)によって雇用増や観光の活性化の起爆剤となり5000億とも1兆円とも及ぶ投資を呼び込める可能性がある。このIR法案が10年前から検討されながら通っていない。是非、通していただきたいと思う。今国会で通る状況かどうかも含み、きょうは馬淵さんからホットなお話が伺えると思う。
■寒竹郁夫ファウンダー挨拶
 馬淵さんのすごいところは三つある。一つは子供さんが6人いること。“6児の父11人家族”の視点から、子育て、教育、年金医療、介護問題も実体験として政策に生かせる。二つ目は野田グループ、花斉会を出て独立自尊を貫いていること。三つ目は元経営者だということ。中小企業経営、北米法人最高経営責任者の経験もある。経営者の視点で国家運営を考えられる稀有な政治家だ。
 社会保障と税の一体改革は、必要だが、やはり順序が大切だ。成長戦略を明確に掲げるべきだ。成長戦略ありきの社会保障だ。
 懸案の領土問題も、起因は国力低下にある。経済力、外交力、防衛力、教育力、政治力の低下。まずは、経済力の再生が肝要だ。日本の企業の99%は中小企業だ。大企業は1%以下。自分たち中小企業ががんばって支えなければならない。勉強を繰り返し行い、私たちが当事者として理解していくことが重要だ。