政経倶楽部【東京】第181回例会(朝食会) 1/9 木

日時:2020年1月9日  開会:AM 8:00~AM 10:00 (開場:AM 7:30)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

「天皇」が分かると、本当の日本が見えてくる!そして、日本に生まれたことが、とても嬉しくなる! 令和の天皇論

■講演 林 英臣 氏 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長

「天皇」が分かると、本当の日本が見えてくる!
そして、日本に生まれたことが、とても嬉しくなる! 令和の天皇論


●「令和」は「美しくて和やか」という意味を持った素晴らしい元号

きょうは、「令和の天皇論」という演題だ。まずは、「令和」の漢字の意味からお話ししよう。
「令」は、「亼(しゅう)」と「卩(せつ)」が合わさったもの。「亼(しゅう)」は、人が集まっている様子。「卩(せつ)」は、人が跪(ひざまず)いてお辞儀をしている様子。また、約束を交わした時の契約書である割符の一方(2つに分かれていて合わされば約束を確認できる)の意もある。
このことから、「令」は「人が集まり互いに礼儀正しくて約束を守る」という意味になる。そこから、「令」は美しい姿、美しい人々の意となり、令月、令人、令徳、令典、という言葉が生まれる。「和」はなごやか。よって、「令和」は、美しくて和やか、という意味を持った素晴らしい元号だといえよう。


●日本は皇紀2680年。世界の君主国27か国中、エンペラーは日本の天皇だけ

今年は、人皇初代・神武(じんむ)天皇(紀元前660年即位)から2680年目になる。
日本が一つの国として続いてきたと言い切れる証拠は、中心が連続しているところにある。中国は革命の国だ。王朝が次々と交替している。日本は続いている。ここが国柄としてまったく異なる。日本は神代以来日本国であるといえる。  
日本の最初の元号は大化。大化の改新(西暦645年)によって、大化の元号が得られ、以来1400年近く元号を持ち続けている。漢字の元号を持つ国はかつてアジアに数か国あったが、今は日本だけだ。
また、現在、世界に君主国は27か国あるが(デンマークやスウェーデンなど)、キングではなくエンペラーと呼ばれるのは日本の天皇だけだ。エンペラーとは、キングの中のキング、王の中の王だ。エンペラーの下にたくさんの王様が揃っている。ヨーロッパの場合はさらに条件があり、ローマ皇帝の流れ(血筋ではなく系譜)をくんでいないと皇帝になれない。かつては3つあった。ハプスブルク家(オーストリア)、ホーエンツォレルン家(ドイツ)、ロマノフ家(ロシア)だ。
これらはすべて帝位を失っている。フランスのブルボン家やイギリス王家は、ローマ皇帝の流れではないのでキングでしかない。現在、世界中を探してエンペラーを名乗れるのは日本国天皇だけ。これは最高に格が高いということで、大変ありがたい国柄であるということだ。

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