政経倶楽部第16回例会(朝食会)レポート

日時:2006年5月11日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

代表幹事挨拶・寒竹郁夫氏(デンタル・サポート)

 地元の会員の方が多いのに東京で例会を行っているのは全国ネットの会にしていきたいという気持ちからであり、志を高く持ち、日本の将来のために役立ちたいと考えている。会費も1万円という高い額をいただいているが、事業として出版の準備を進めており、今回のアンケートで得たみなさんの意見をもとにまとめあげていきたい。 先月、陽明学の勉強をしたが、『王陽明と儒教(致知出版)』という非常にわかりやすく書かれている本がある。儒教の根本は、修身、整家、治国、平天下とあり、政治家も経営者もまずは自分の身をいかに修めるかが大切である、という儒教の根本理念が書かれており、非常に含蓄のある言葉だと思った。

国政報告・野田佳彦衆議院議員

 4月23日の千葉7区の補選は、8万7000票対8万6000票の955票の僅差の勝利だった。勝因は、(1)公職選挙法違反で辞めたのは小泉チルドレンで、これ以上チルドレンを作っても仕方ない、野党に一議席プラスしたほうがいい、という判断が有権者に働いた。(2)自民党候補は221人の公募から選ばれた経産省出身のエリートだったのに対し、メール問題の逆風の中、一人手を挙げた太田かずみ候補に強い覚悟があった。(3)小泉政権の5年間の総括で、小泉さんへのNOの意思表示、の3点にある。 この選挙を皮切りに反転攻勢を目指して一丸となって、国会、日常活動をがんばり政権交代を目指したい。民主党の問題は、リーダーが出たときに足をひっぱる傾向があることだ。リーダーシップはもちろん、政権交代に最短距離で至るためには支える人たちのフォロワーシップが問われる党だと思うので、それを議員たちにしっかり伝えていきたい。

講演・星 浩氏(朝日新聞編集委員) 『日本政治の課題』

2大政党は動き始めている
 いくつかの表やグラフ等をまとめた資料を配布したが、結論としては、日本の2大政党政治というのは動き始めているということである。昨年9月の総選挙は自民党にとって小選挙区効果がくっきり現れた結果となった。自民党と民主党は、議席数は296議席対113議席の大差だったが、得票数で見れば、57%対43%で、この14%差というのは100人のうち7人が移れば勝敗が変わるという数字だ。 自民党と第2野党の議席占有率の推移を見てみると、...

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