政経倶楽部【東京】第128回例会(朝食会) 8/6木

日時:2015年8月6日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

アベノミクスの今とこれから

■講演 山本 幸三 氏 自由民主党 衆議院議員(福岡県第10区)

■「アベノミクスの今とこれから」


【プロフィール】

昭和23年8月8日福岡県生まれ。昭和46年、東京大学経済学部卒業。
同年、大蔵省入省。昭和48年、米国コーネル大学経営大学院に留学(MBA取得)。岩国税務署長、米国ハーバード大学国際問題研究所客員研究員(日米関係プログラム)、福岡国税局直税部長、大蔵大臣秘書官(宮澤喜一大蔵大臣)等を経て、平成5年7月、44歳で衆議院初当選(現在7期目)。
経済産業副大臣、衆議院予算委員会理事、自民党政務調査会副会長(財務金融担当)等歴任。現在の主な役職は、科学技術・イノベーション推進特別委理事、予算委員、自民党観光立国調査会長、税制調査会幹事。



●アベノミクスの本質は、「第一の矢」異次元の金融緩和にある

 私は、アベノミクスを安倍首相にアドバイスしたが、安倍首相が採用してくれたからこそ、アベノミクスの今日がある。どんなに素晴らしい政策でもトップが採用してくれなければ生きてこない。経済は、政治を動かす。安倍首相には、常に経済政策を最優先に進めていってもらいたいと思っている。
アベノミクスは、第一の矢が異次元の金融緩和、第二が柔軟な財政政策、第三が成長戦略と言われるが、私が提唱してきたのは、第一の矢の金融緩和政策だ。ここがアベノミクスの本質だ。
 日本の失われた20年の最大の問題は、人々の間にデフレマインドがはびこってしまっていたことにある。デフレマインドがはびこるということはどういうことか。それは、毎年値段が下がると思えば、誰もいま物を買わない。下がったら買おうという行動になる。企業も、作っても値段が下がると思えば、投資をしない。この悪循環で、あらゆる業種も価格引き下げ競争に陥り、大変苦労するということになってきた。

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