政経倶楽部【東京支部】第237回例会(朝食会) 11/7木 のご案内
日時:2024年11月7日 開会:AM 8:00~AM 10:00 (開場:AM 7:30(※Zoom待機室開放:AM7:50))会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
山田方谷 至誠惻怛(しせいそくだつ)・幕末藩政改革の巨人
■講演 岡田 幹彦 氏 歴史人物研究家 日本政策研究センター主任研究員
「山田方谷 至誠惻怛(しせいそくだつ)・幕末藩政改革の巨人」
【岡田幹彦氏プロフィール】
昭和21年北海道生まれ。国学院大学中退。
学生時代より、日本の歴史、人物の研究をつづけ、月刊『明日への選択』に
多くの人物伝を掲載中。『歴史街道』『歴史通』などにも寄稿。
全国各地で歴史人物の講演活動を行っている。
主な著書
『東郷平八郎』『乃木希典』『小村寿太郎』(展転社)
『日本を護った軍人の物語』(祥伝社)『日本の誇り103人』(光明思想社)
『二宮尊徳』、『維新の先駆者』『親日はかくして生まれた』(日本政策研究センター)
『日本の偉人物語①二宮尊徳・坂本龍馬・東郷平八郎』(光明思想社)
『日本の偉人物語②上杉鷹山・吉田松陰・嘉納治五郎』
『日本の偉人物語③伊能忠敬・西郷隆盛・小村壽太郎』
『日本の偉人物語④塙保己一・島津斉彬・乃木希典』
『日本の偉人物語⑤中江藤樹・高杉晋作・明治天皇』
『日本の偉人物語⑥良寛・渋沢栄一・昭和天皇』
『日本の偉人物語⑦菅原道真・大石内蔵助・藤原岩市』
『日本の偉人物語⑧空海・勝海舟・今村均』
『日本の偉人物語⑨聖徳太子・昭憲皇太后・岡倉天心』
【目次】
●国難を乗り越えるため、いまこそ山田方谷を学ぶ
●『炎の陽明学‐山田方谷伝(矢吹邦彦著・明徳出版社)』は後世に残る名著
●子どもの頃から秀才。「治国平天下(ちこくへいてんか)」の志
●誠を何より重んじた方谷の学問・求道~江戸で佐藤一斎に学ぶ
●45歳で若き新藩主に請われて藩政改革に~莫大な借金をほぼ8年で皆済
●藩政改革~節約、人材登用、殖産興業、撫育方、藩札整理と新札発行
●藩政改革~文武両道の奨励、軍制改革。民百姓は仁政で「生き神様」と称賛
●藩政再建(改革)における方谷の根本方針は、古今の鉄則「事の外に立つ」
●山田方谷の『理財論(りざいろん)』(32歳時の論文)
●『理財論』のまとめ
●至誠惻怛 (しせいそくだつ)。類まれな経済の天才、政治家、指導者として
人格、見識、手腕兼備した日本史上屈指の英傑
●質疑応答 「お金のかかる改革の資金源は?」
●国難を乗り越えるため、いまこそ山田方谷を学ぶ
・内憂外患、未曽有の国難に直面している。いかにして国難を乗り越えていくか。それを山田方谷に学びたいと思う。
・いま、山田方谷は再評価されている。
・江戸時代の改革、再建の三大巨人は、上杉鷹山、二宮尊徳、山田方谷。
●『炎の陽明学‐山田方谷伝(矢吹邦彦著・明徳出版社)』は、後世に残る名著
・著者の矢吹邦彦は山田方谷に全面的に資金援助した幕府天領の大庄屋の子孫。
・以下、『炎の陽明学』序文より抜粋。
≪明治維新をむかえて、新政府の中枢を握った岩倉具視、大久保利通、木戸孝允は異例なことに敵側陣営の政治顧問だった山田方谷に新政府出仕を次々と呼びかけてきた。江戸時代に思いもよらぬ先駆的資本主義そのものの藩政改革を断行し、備中松山藩をまたたく間に蘇らせた方谷の天才的異能が、維新政府の財政、経済政策に必要だったからである。だが十万両の借財をわずか八年で十万両の蓄財にかえた改革の巨人は老いと病を理由に、ついに首を縦に振らなかった》
≪二十世紀は敬う心を失った「世俗の世代」といわれている。高度に発達した物質文明の中で哲学も宗教心も希薄になった物欲過剰の俗物の世代》
≪自由と効率を求め、豊かさを享受する中で失ったものがある。私達が時代潮流の中で置き去りにした、人間の極限における尊厳を、退き際の美学を、百年以上もの過去を越えて山田方谷は静かに語りかけてくる。峻烈な山田方谷の生きざまと精神は、弛緩した現代人の背筋を知らず正して、あらためて、人間を再考させずにはおかないものがある。》『炎の陽明学‐山田方谷伝』より
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