政経倶楽部【東京】第169回例会(朝食会) 1/10 木

日時:2019年1月10日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

明治維新以来、日本に溜まった5つの歪みを正す 国家150年の計と【新日本創成論】

■講演 林 英臣 氏 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長

明治維新以来、日本に溜まった5つの歪みを正す
国家150年の計と【新日本創成論】


●日本創成に生かすため、明治維新以来150年の歪みを把握する

今年は明治維新151年。何事も時間が経つと、優れたシステムも制度疲労を起こす。どういう歪みが溜まり、どういう制度疲労が起こっているのか。そこをよく捉えて行かないと、今後の日本を創成していくことはできない。


●世界は指針を失っている。米中のせめぎ合いの舞台が朝鮮半島

今、世界は指針を失っている。ヨーロッパは世界のことを考える余裕がない。かつての大英帝国も、EUをどう離脱していくのか見通しが立っていない。
米トランプ政権による中国叩きは、単なる貿易摩擦の解消ではとどまらない。「これ以上中国を発展させてはならない。共産党政権を崩壊させ体制を変えなければならない」というところまできた。その米中のせめぎ合いの舞台が朝鮮半島になっている。この流れの中で、韓国の日本に対する様々な対応も起こっている。ここを把握しておくことが肝要だ。


●いま、21世紀は東西文明の交代期

さらに大局の中から、目の前に起こっていることを捉えないと埒が明かない。
世界文明は800年毎に入れ替わっている。ここ800年は西の文明が世界をリードしてきたが、21世紀から東の文明の時代に入る。欧米の衰退、中国の台頭、中東の混乱は続き、特に2025年頃から激しい暴風域となる。


●日本には、新たなSS(ソーシャルシステム・社会秩序)が生まれる

SS(ソーシャルシステム・社会秩序)とは政治・経済・文化のひとかたまりの山(物差し)のこと。日本で言えば、古墳時代=大和朝廷時代に一山。奈良・平安時代に一山、鎌倉・室町の中世武家社会で一山、徳川時代で一山、明治・大正・昭和(戦前まで)で一山ある。その物差しで見て行くと、これからが新しいSS(社会秩序)が誕生する時期に入ってくる。


●一人一人の努力がなければ、日本社会に何も起こらない

文明サイクルは人の努力を超えたところにあり、何らかの宇宙と地球人類の関係の中で成り立っている。努力しようがしまいが、太陽は朝に上り、夕に沈む。
だが、SS(社会秩序)は、人の努力がかなり反映される。現実の生活の中の、
人の努力によって左右される。従って、「これから日本に新しい時代が起こるんだ」という時に、一人一人の努力がなければ何も起こらない。さらに言えば「起こるんだ」では無責任だ。「起こすんだ」という気持ちが肝要だ。そのために、政経倶楽部連合会での学びがある。

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