政経倶楽部【東京】第134回例会(朝食会) 2/4木

日時:2016年2月4日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

“感性経営”の極意~日本の伝統産業で子ども用品ブランド起業!

■講演 矢島(やじま) 里佳(りか) 氏 (株)和える(aeru)代表取締役

「“感性経営”の極意~日本の伝統産業で子ども用品ブランド起業!」


【プロフィール】

1988年7月 東京都生まれ。
2011年3月 慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
2013年3月 慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程 社会イノベータコース卒業。職人の技術と伝統の魅力に惹かれ、19歳の頃から日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年時の2011年3月、(株)和える設立。
2012年3月、幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出すべく、子どもたちのための日用品を、日本全国の職人と共につくる“0から6歳の伝統ブランドaeru”を立ち上げる。直営店は東京・目黒と京都・五条。
2013年世界経済フォーラム(ダボス会議)「World Economic Forum - Global Shapers Community」メンバーに選出される。
2015年、第4回 日本政策投資銀行(DBJ)「女性新ビジネスプランコンペティション女性起業大賞」受賞。
近著に「和える~伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家」早川書房
https://a-eru.co.jp/


●社名「和える」~日本の伝統と今を和えて、魅力的な日本を次世代へつなぐ

「和える」のロゴは二つの円でできている。赤い日の丸のような円は、日本の先人の智慧を、もう一つの円は今を生きる私たちの感性や感覚を表している。これらを混ぜるのではなく、両者の原点や本質に立ち戻り、魅力を引き出して和えることで、より魅力的な日本を次の世代につないでいきたい、という想いから社名とロゴが誕生した。
「和える」という言葉は、料理で「胡麻和え」などに使われる。初めて、和えるという言葉を知った時、先人の繊細な精神性に触れた想いに心が震えた。
英語には、「和える」に当たる言葉がなく、ミックスでもなく、ブレンドでもなく、ハーモニーでもなく訳すのが難しいが、「和える」という言葉がそのまま全世界で使われるようになったらいいのではないか、という想いで活動をしている。


●「次世代の子どもたちに日本の伝統をつなげたい」。和えるくんの誕生

「次世代の子どもたちに日本の伝統をつなげたい」。この想いから「和えるくん」は生まれた。私たちは、会社のことを「和えるくん」と呼んでいる。それは一人の男の子として育てている感覚だ。
2011年3月16日、和えるくんは誕生しもうすぐ5歳を迎える。人間で言えば幼稚園の年長さんだ。創業当時は、和えるくんと私の母子家庭だったが、多く方の支えで成長でき、今は社員もいる。社員には、入社する際に和えるくんのお兄さん・お姉さんになる、という感覚で入社していただく。会社に入れば毎月給料がもらえるという感覚ではなく、和えるくんのお兄さん・お姉さんとして和えるくんの成長にどのように貢献できるか考えてほしいと伝える。和えるくんだけが成長するのではなく、お兄さん・お姉さん、そして社会、三方良しで成長していくような働き方はどうしたらできるのかを入社の最初にお話ししている。こうして、会社のことを「和えるくん」と考え一緒に育てる感覚を持てる方々とともに取り組んでいる。

※続きは会員専用ページでご覧いただけます。