政経倶楽部【東京】第182回例会(朝食会) 2/6 木

日時:2020年2月6日  開会:AM 8:00~AM 10:00 (開場:AM 7:30)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

「令和の改革~万年与党と万年野党の茶番国会を“言論の府”へ」

■講演 足立 康史 氏 衆議院議員 日本維新の会(大阪9区)

「令和の改革~万年与党と万年野党の茶番国会を“言論の府”へ」


【足立 康史(あだち やすし) 氏 プロフィール】

衆議院議員、日本維新の会 大阪9区支部長、元経済産業省大臣官房参事官。
1965(昭和40)年大阪生まれ。
大阪府立茨木高校卒業、京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科、米国コロンビア大国際関係公共政策大学院修了。
茨木高校時代に水球で国対・インターハイ出場、大学では水球部主将。
1990年通商産業省(現・経済産業省)入省。
2011年に発生した東日本大震災を機に政治を志し退官、2012年の日本維新の会結党に参加し初当選。以後3期連続当選。
党の政務調査会副会長、幹事長代理、憲法調査会事務局長等を歴任。
国会における歯に衣着せぬ発言によって懲罰動議を通算6回(憲政史上最多タイ)提起される。
著書、『永田町アホばか列伝』『足立無双の逆襲』『国会という茶番劇』は、
尾崎行雄記念財団の咢堂ブックオブザイヤー国政部門大賞を3年連続受賞。
ツイッター、ユーチューブ番組「あだチャン」等で、国政情報等を日々発信。


●国会で、野党に“語りかけたら”懲罰動議。通算6回(憲政史上最多タイ)

きょうは、これまでの政治とこれからの政治、についてお話ししたい。
まず個人でいえば、私はこれまでに6回の懲罰動議を受けた。平成28年から30年までの3年間で6回(憲政史上最多タイ)だ。懲罰動議が出るたびに、朝日新聞を筆頭にガンガン貶められるのだが、「言わなきゃならんことは言わなきゃあかん」とやってきた。
懲罰動議とは、国会法の中にある既定の一つだ。衆議院では、40人以上が「これはひどい」とすれば懲罰動議が出せる。私などよりもっとひどい人がたくさんいるのに私だけに出る。たしかに「ちょっと言い過ぎたかな」というのもあるが、「なぜ?」というのもある。例えば、2年前の2月5日。穏便に終えたつもりが、野党6党から懲罰動議が出た。たしかに、辻元清美議員や石破茂議員について語った。だが、野党は常に安倍総理を攻撃している。私が個々の政治家に疑問を投げかけても、問題ないと思うのだが…。だが、懲罰動議が出た。
懲罰動議には、「理由」が書いていない。「懲罰にする」と書いてあるだけ。
ある時、共産党の議員に理由を聞いてみたら、「足立さんは、野党に語りかけるからだめなんだ」と言われた。
予算委員会の室内配置は、教室型だ。安倍総理はじめ政府側と与野党の委員側が向かい合って座る。そもそも、私は安倍総理に聞きたいことはあまりない。安倍総理の考えはだいたいわかっているから。それで、右後ろを振り返り、「辻元さん、やりましょうよ」と語りかけたり、左後ろの石破さんに語りかけたりする。共産党の議員いわく、「語りかけるのがいかん」と。ひどい話だ。だが、これが国会のすべてだ。本質的な問いを、本音で、本人に、聞くことができないのだ。

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