政経倶楽部【東京】第145回・【千葉】第73回 合同例会(朝食会) 1/19 木

日時:2017年1月19日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

徒然草~日本人の自然観と美意識、そして男女の道」~日本最高のエッセイスト吉田兼好に学ぶ、 経営者が知っておきたい細やかな気配りと温かい思い遣り~

■講演 林英臣氏 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長

「徒然草~日本人の自然観と美意識、そして男女の道」
~日本最高のエッセイスト吉田兼好に学ぶ、経営者が知っておきたい細やかな気配りと温かい思い遣り~


●『徒然草』で、リーダーとしての「徳」(人間性、人間力、包容力)を養おう

『徒然草』の内容は、我々の基本理念の「高徳国家」の「徳」に相当する。
『徳』とは、道徳の徳でもあるが、人間性、人間力、それも、清濁併せ持つ包容力といった意味あいもある。
例えば、「あの人が言うのならついていこう」ということがある。中身以前に、誰が言っている言葉なのか、誰が提唱している活動なのかを重要視することが多い。
人間性、人間力という観点において、吉田兼好ほど深いものを持っていた人物はいない。彼は、和歌を詠み、随筆を書いた。出家し、仏教者であり、老荘思想家でもある。かたや、42歳で出家するまでは飲酒も恋愛もしたチョイワルオヤヂ系人物の側面もある。
「吉田兼好と話すとおもしろい。」、「そうそう、それを言ってほしかったんだ。」、
「心の中でもやもやしていたものが、兼好の言葉ですっきりした。」等々、吉田兼好の言葉によって、自分の思いが整理されることが多かったに違いない。それが、まさに人間性ということ。こうした人間性は、経営者や政治家にとって重要なものだ。
「こんなに努力を重ねているのになぜ票が伸びないのだろう。」と悩む弟子がいる。それは、せっかく支持者のところを回って入るにもかかわらず、相手に心が届いていないからだ。自分が言いたいことだけを言って、相手が言ってもらいたいこと、気づいてもらいたいことに気づいていないのではないか。
経営者もしかり。私自身もしかり。気づいていないということに気づくために、本日は、『徒然草』の心髄を学んでいきたい。

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