政経倶楽部【東京】第118回例会(朝食会) 10/2木

日時:2014年10月2日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

日本初!ベンチャー生保・ライフネット生命の挑戦

■講演 出口(でぐち)治(はる)明(あき)氏 ライフネット生命保険(株)代表取締役会長兼CEO

 「日本初!ベンチャー生保・ライフネット生命の挑戦」


【出口治明氏プロフィール】

1948年、三重県生まれ。66歳。京都大学法学部卒(専攻は憲法)。
1972年、日本生命保険相互会社に入社。
企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。
2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。
2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。
2013年6月より現職。
主な著書に「生命保険入門 新版」(岩波書店)、「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社)、「仕事に効く 教養としての『世界史』」(祥伝社)、「部下をもったら必ず読む『任せ方』の教科書」(角川書店)など。


●人間の歴史は、無数の「世界経営計画のサブシステム」の累積

誰でも向上心があり、世界をよくしたいという気持ちを本能的に持っている。神様だったら、世界を変えることはメインシステムで直ちにできる。でも、人間はそれができない。だから、世界を変えるために、世界をどう理解し、そのために自分は何をやったらいいのかを一生考えていくことが、生きる意味であり、働く意味である。
世界をどのようなものと理解し、どこを変えたいと思い、自分はその中で何を担うのか。
それを私は、「世界経営計画のサブシステム」と呼んでいる。人間の歴史は、今まで生きてきた人間の、無数の世界経営計画のサブシステムの累積だと思う。


●人は見たいものしか見ていない∴世界を理解するためには方法論がいる

人間が生きる意味を考えれば、世界を理解することがスタートだ。しかし、カエサルが言うように、人間は見たいものしか見ない。あるいは見たいように現実を変換して見てしまう動物だ。
例えば、海外旅行で家族と同じ町を歩いていても、私は古い教会に目が行き、家族はケーキ屋が気になり、互いに「そんなところあったっけ?」となったりする。人間は見たいものしか見ていないのだ。
だから世界を見るためには、方法論が必要になる。

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