政経倶楽部【東京】第149回例会(朝食会) 5/11 木

日時:2017年5月11日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

中国の脅威と憲法改正について

■講演 和田 政宗 氏
参議院議員 無所属(自由民主党会派・宮城県選挙区)

「中国の脅威と憲法改正について」


【プロフィール】

昭和49年10月14日東京生まれ。42歳。「政宗」名は伊達政宗に由来。
平成9年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業、NHK入局。
アナウンサー、ジャーナリスト。NHKでの専門は防災、復興政策。
十勝沖地震、新潟県中越沖地震等で現地より取材・放送に携わる。
東日本大震災では2ヶ月にわたりほぼ毎日、被災地から中継した。しかし、
「伝えるだけでなく、直接的に動かさなくてはならない」と政治家を志し、
平成25年、第23回参議院議員通常選挙において、220,207票を獲得し初当選。
「みんなの党」「次世代の党(党名変更後:日本のこころを大切にする党)」を経て、現在は無所属。所属会派は参議院自由民主党。内閣委員会、災害対策特別委員会。
一次資料から丹念に検証し、本質的な答弁を引き出す国会質疑を旨としている。
人気インターネット番組「和田政宗の本音でGO!」「報道特注」に出演。
スポーツは、マラソン(ホノルルマラソン完走5回)、剣道二段。
http://www.wadamasamune.com



●中国の脅威 ①尖閣諸島奪取計画(武装漁民上陸で紛争に持ち込む)

中国は、どのように尖閣を奪取しようとしているか。
まず漁船を大量に出す。時期は台風の来る前。「台風で難破した」、もしくは「漂流した」という名目で、尖閣に「漁民」を上陸させる。
漁民は、単なる漁民ではない。武装漁民だ。彼らのほとんどが、機雷を撒くなどの軍事訓練を受けている。また、10人ほど乗り組んでいる漁船であれば、うち数名は軍人だ。そういった人たちが、尖閣に上陸し、「自国民保護」ということで、中国の公船が尖閣を取り囲むように行くわけだ。
そこで、日本はまず「海上保安庁」が対処をするのだが、対処ができないとなると「自衛隊」が対処することになる。まさにそれが中国の狙い。自衛隊出動となれば、国際的に「ここが紛争地域だ」という認識を持たせることができる。中国はそれを狙っている。
昨年の夏、いったん動きが止まった。それは、中国漁船がギリシャ船籍の貨物船と衝突し、海に投げ出された中国漁船の乗組員6名を海上保安庁が救出したからだ。中国では政府批判が起きた。「釣魚島(尖閣の中国名)は中国のものだと言っていたのになぜ日本の海保に救出されたのか」等、共産党批判の世論が起こり、「これはちょっとまずい」ということで去年はやらなかったということだ。だが、今年やらない保証はない。尖閣においては危機が続く。

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