政経倶楽部【東京】第82回例会(朝食会)

日時:2011年10月6日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

■講演 松沢成文氏 前神奈川県知事 「破天荒力~政治家の要諦~」

●野田政権は、独自の政策、「安全保障改革」を打ち立てよ
野田総理とは、松下政経塾からのご縁だ。野田さんは一期生、私は三期生。野田さんは決して目立つ存在ではなかったが、物事を奥深く考えて発言し、人が嫌がる仕事も地道にこつこつ最後までがんばるタイプで、私は尊敬していた。総理として最もふさわしい方がなってくれた。
日本は今、深刻な危機的状況にある。震災の復旧復興、原発事故の対応、経済の再生。総理としてこれらに立ち向かわなくてはならない大変な局面だ。
しかし、私はあえて言いたい。「自分はこれをやるために総理になったんだ」という野田さん独自の政策を立ち上げてもらいたい。
それは安全保障改革だ。この改革には財源はいらない。保守政党も反対しない。自衛隊の整備、集団的自衛権を認めアメリカとの同盟関係をきちっとしたものにすることだ。野田さんに期待している。

●県政への取り組み 
マニフェスト改革 行政をマネジメント(36政策、11条例・達成率80%)
 マニフェストとは「政策中心の選挙、政治、行政を作っていくツール」だ。 マニフェスト政治は、国政より地方の方がやりやすい。地方は知事に権限が集中し、期間もほぼ4年間、計画的に改革できるからだ。
 私は政策で36個、条例で11個出した。まずは、マニフェストはPDCAサイクルを作ることが肝要だ(Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善))。民間の企業経営なら当たり前の話だが、行政をマネジメントする、ということ。それには、まず、財政。行財政のマネジメント、これが基本になる。
重要なのは小さい政府を作ること。「入るを量りて出ずるを為す」が財政の基本だ。コンパクトで、効率が良くて、きちっとしたサービスができる。そのために、私が県政で、どのようなことをやってきたかいくつかお話ししたい。

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