政経倶楽部【東京】第106回例会 10/3木(朝食会)

日時:2013年10月3日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

強い日本、豊かな日本を取りもどせ!~日本最強化計画

■講演 平将(たいらまさ)明(あき)氏  自由民主党 衆議院議員
「強い日本、豊かな日本を取りもどせ!~日本最強化計画」


【プロフィール】
1967年東京生まれ46歳。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活を経て1991年、家業である大田青果市場仲卸会社『山邦』入社。
1996年、29歳で3代目社長に就任。バブル崩壊後の経営再建に奮闘。
2003年、36歳で東京青年会議所理事長に就任。東京23区全小選挙区で衆院選の公開討論会を開催する等、開かれた選挙の実現に向けて活動。「変革の能動者」として尽力。
2005年、43倍の公募を経て自民党公認候補となり衆院選出馬、約12万票を得て38歳で初当選(東京四区)。現在3期目。
安倍内閣において、経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官を務める。
10月4日より自民党副幹事長、情報調査局長。
著著に『超現場主義~中小企業金融論:役人、学者、銀行員…エリートにはわかるまい!』カナリア書房


●日本を強くするためには、政治を強くするしかない
 一昨日まで、経済産業大臣政務官と内閣府大臣政務官を務めていた。
経産省においては、アベノミクス、中小企業政策、中小企業金融、クールジャパンを担当し、内閣府では、汚染水問題を担当していた。
今度は、党に戻り石破幹事長の下で副幹事長と、情報調査局長になる。
現在46歳で3期目だが、完全な中小企業家出身議員だ。この8年間様々な問題に取り組んできた。結論から言えば、日本を強くするためには、政治を強くするしかないと思っている。では、政治を強くするためには、どうしたらよいのか。それを今日、お話していきたいと思う。
 日本の政治は、構造的な問題を抱えている。経済が成長しないのは、成長できない構造的な要因があるからだ。それに対して、今、アベノミクスで、すべての政策を総動員している。財政赤字の問題もあり、資金繰りが詰まらないよう、信用も確保していかなければならない。
 この待ったなしの時代に対応できる政治家や官僚組織がどうあるべきか、本質的なことが問われている。

●政治を変えていくには、中小企業経営の感覚が必要だ
 政治を変えていくには、現場の皮膚感覚を持っていること、もしくは、せめて現場に対するイマジネーションが働くということが大事だ。
中小企業の社長は万能選手で、何から何まで自分でやらなければならない。
特に重要なのは、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)と資金繰りを見ながら経営をするということ。経営が苦しくなれば、銀行からお金をいかにして借りるか腐心し、損益計算書をよくして、貸借対照表が膨らんでいれば不要なものを売ったり、資産負債をいろいろコントロールするなど苦心することによって、中小企業は回っている。社長は、皆、常に複式簿記の中のフローとストックを考えながら経営している。ところが、日本の政治家で、貸借対照表、損益計算書、資金繰りの発想で、日本の国家経営をしている人はほとんどいない。
それは、これまでの政治家の人材の供給面に問題があるからだ。

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