政経倶楽部【東京】第157回例会(朝食会) 1/11 木
日時:2018年1月11日 開会:~ (開場:)会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
織田信長 旧弊を打ち破り、日本史の章立てを変えた男【天下布武】~シンボルを高く揚げよ!
■講演 林 英臣 氏 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長
「織田信長 旧弊を打ち破り、日本史の章立てを変えた男【天下布武】~シンボルを高く揚げよ!」
●歴史学は経営者必修の学~歴史上の人物もピンチを乗り越えていた
歴史学は、過去を題材にしながら、今を知り、未来を開くためにある。私は多くの経営者と出会ってきたが、元気な経営者は皆、歴史を学び、折に触れて、歴史の話題を社員や仲間に語っている。歴史に学ぶと、人生がぶれにくくなる。経営者の仕事は問題解決の連続だ。どうしても目の前のことに追われてしまう。その時、「信長や家康も、こうしてピンチ乗り越えたのだ」と歴史を知れば、経営者としての人格が大きくなっていく。それが歴史学の醍醐味だ。
●信長は社会心理を転換させた~優れたリーダーの出現で社会心理は好転する
織田信長は歴史の章立てを、中世から近世に変えた男だ。
中世(鎌倉、室町)は暗く、厳しい現世を否定する雰囲気の社会心理が世の中を覆っていた。比して、信長は、現世を肯定し、力強く現実に立ち向かっていき、世の中の心理をガラッと変えた。偉大な人物が現れると社会心理が変わる。今も同じ。しっかりした経営者で企業は生まれ変わる。首長もしかり。
「リーダーによって世の中の意識が変わる」ことを、今日は掴んでほしい。
●信長の生きた時代背景
信長は、下剋上と群雄割拠の戦国乱世にあって、織豊徳川SS(ソーシャルシステム=社会秩序)の誕生を導き、中世を終わらせ、近世の扉を開いた。
歴史にはかたまりがある。ある時期に誕生し、成長を遂げ、一定の全盛時代を経て、衰退期を歩んで終わる、というかたまりだ。信長から始まって徳川時代が終わると共に完結した一個の歴史の山があり、それが一つのSS(社会秩序)となった。歴史の教科書を見れば、信長のあたりから近世に入り、章立てが変わっているのが分かる。信長から歴史が変わったのだ。
林塾の塾生に私は言っている。「諸君は新しい日本史を創っていく。ここから日本史が変わったという、章立てを変えることが諸君の仕事だ。大きく歴史を呼吸しろ」と。
本日の講義も単なる歴史解説に終わるのではなく、信長の人生を、私たちはどう置き換えたらいいか、どう学び取って今に生かすか、という観点で述べる。
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