【東京】第81回例会(朝食会)

日時:2011年9月1日  開会:~ (開場:)
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

この秋、日本の進路が決まる!大局から見た9月政局

■講演 林英臣 政経倶楽部連合会主席顧問・日本政経連合総研理事長
「この秋、日本の進路が決まる!大局から見た9月政局」 

一昨日8月30日、野田佳彦さんが新しい総理に就任した。政経倶楽部の皆さんの支えがあったからこそだ。同じ松下政経塾一期の同期生として感謝申し上げる。本日は、冒頭、野田佳彦さんのエピソードなどをお話しさせていただき、そのあと、日本の動向、どのように展開するかという話をしたい。

●野田佳彦さんの原点。政経倶楽部の意義
 一昨日の夕方6時半過ぎに野田さんに電話をした。ちょうど、前原政調会長と打ち合わせをしていた。皆さんにくれぐれもよろしくとのことだ。
野田さんは、今だからこそ必要なトップとして選ばれた。彼は目立たない人だ。だが、噛めば噛むほど味が出てくる。自分から進んで意見は言わないが、求められればしっかりとした独自の意見を言うタイプだ。
松下政経塾時代の1年目、昭和55年5月20日付の自主研修時のメモがある。
「当面は地方レベルから。船橋の理想的都市像を描きたい。具体的調査は、人口動態の把握、交通、東西線の延長」。野田さんはこうも言っていた。「千葉県の金権政治風土を変えていく」。多くの者が、国家の防衛や外交などを大上段に振りかざしていた。野田さんは違った。地に足を付けた発言をしていた。まさに野田佳彦の原点が、入塾間もないころにあったことを確認できる。
 私は野田さんに苦言も呈してきた。3年前『真・日本再生』の出版記念講演会で彼に向かってこう言った。「経営者はちょっとした景気変動、為替変動にも心を砕く。景気の動向がそのまま議員歳費に直結するようなシステムはない。政治家は甘い」。野田さんを睨んだら反応を返してくれたのを覚えている。
 当会は、「野田さんが総理になってよかったね」というだけで終わってはならない。苦言も直言もきっちり伝える。そうでなければ政経倶楽部の意味がない。皆で新しい首相を育てていく、という心意気がますます必要だ。

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