政経倶楽部【東京】第197回例会(朝食会) 6/3 木 のご案内

日時:2021年6月3日  開会:AM 8:00~AM 10:00 (開場:AM 7:30(※Zoom待機室開放:AM7:45))
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

「武漢コロナ禍でハッキリ見えたこと」

■講演 山田 宏 氏  自由民主党 参議院議員 (全国比例区)

「武漢コロナ禍でハッキリ見えたこと」



【プロフィール】

昭和33年(1958年)東京都生まれ(63歳) 京都大学法学部卒
松下政経塾第2期生 東京都議会議員(2期) 衆議院議員(2期)
東京都杉並区長(3期) 平成28年(2016年)7月より参議院議員
元防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官
<自民党役職>   広報本部本部長代理 国防部会部会長代理
<参議院所属委員会>予算委員会 外交防衛委員会 
               沖縄及び北方領土に関する特別委員会 
自民党「日本の尊厳と国益を護る会(護る会)」幹事長
公式URL https://www.yamadahiroshi.com/



武漢コロナ禍で、二つのことがハッキリ見えた。
一つは、日本は危機対応できる体制になっていない、ということ。
もう一つは、中国共産党のおぞましさ、だ。
この二つについて、どういうことか、どうすべきか、をお話したい。


【(1)「危機に対応できる体制になっていない日本」が、ハッキリ見えた】

●緊急時でも平時のルール、スピードより安全重視の国、日本

コロナ禍における日本の対応は、何もかもが遅い。Too late too small だ。それは、スピードよりも安全を第一としているからだ。緊急時にもかかわらず、平時のルールでやっている。
平時のルールとは、積み上げだ。現場からいろいろな会議を積み上げて、専門家の意見を聴き、いろいろな形でいろいろな声を反映し、やっと結論が出て、総理に上がる。縦割りの省庁が、横断でやっていくためには、それぞれの省庁間の連絡会議があり、それぞれの利害を調整して決める。だが緊急時は、これでは間に合わない。
なぜ、このようなルールになっているか。大義名分は、「多くの人の声を聴いて、間違いなく、安全に」。裏を返せば、「責任の所在を明らかにしない」ということ。「みんなで決めたのだから、失敗しても仕方ない」。戦前の日本もずっとそうだった。ボトムアップ形式がずっと続いてきた。
だから、ワクチン接種も、もたもたしている。本来は、一気にやらないとならない。医療知識がある人なら、研修を受けて、どんどん打てるようにする等、危機対応で進めるべきだ。だが日本では、これをたとえ総理が「やれ」と言ってもできない体制なのだ。

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