政経倶楽部【東京】第142回例会(朝食会) 10/6木
日時:2016年10月6日 開会:~ (開場:)会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
訪日外国人の増加で、見直される日本の心
■講演 寺岡賢氏 公益財団法人 修養団 講師
「訪日外国人の増加で、見直される日本の心」
【寺岡賢(てらおか・まさる)氏プロフィール】
昭和48年(1973)年 三重県生まれ。麗澤大学国際経済学部卒業。
会社営業職等を経て、平成15年、財団法人修養団に奉職。
現在、伊勢道場・伊勢青少年研修センターにて「伊勢講習会」「みがく特別講習会」をはじめ、各講習会や研修会の指導にあたるとともに、各地での講演会に出講している。建国の神話や歴史、皇室、伊勢神宮を主なテーマに連綿と受け継がれてきた日本人の精神性を再認識し、誇りの持てる明るい社会の実現を願って講演活動をおこなう。
主な演題は「さわやかに生きよう」「神話に学ぶやまとの心」「子ども達に伝えたい日本の心」など。講演録(CD)として、「美しい心、日本の心」。
※「修養団」は創立110年の伝統ある社会教育団体。1906年(明治39年)2月11日に、東京師範学校(現在の東京学芸大学に在学中の蓮沼門三(1882~1980)を中心とする学生達によって創立。初代後援会会長には渋沢栄一、歴代顧問には、安岡正篤、松下幸之助らが名を連ねる。http://www.syd.or.jp/
●訪日外国人の増加の理由は、「日本の心」が評価されたことにある
本年5月の伊勢志摩サミットで、G7首脳が伊勢神宮を称賛されたこともあり、伊勢への訪日観光客が増加している。伊勢のみならず、訪日観光客が増加している要因には、政府のビザの緩和や円安が追い風となっていると言われるが、リピーターの増加は、「日本の心」が高く評価されているからではないだろうか。
では、「日本の心」とは何か。
先日、大阪での講演後に、ある男性からこんな話を聞いた。
「自分は、大阪に来るのは今日が初めてで、会場の地図をいくら見ても分からず、途中で人に尋ねた。その人は、ホテルに電話もしてくれて道案内までしてくれた。すると、驚いたことに、ホテルの前でフロント係が待っていてくれて、案内図のわかりにくさを謝ってくれた。地図の見方がよくわからなかったのは自分なのに、ホテルの人は道案内の仕方が悪くて申し訳ありません、と謝ってくれた。こういう日本人って凄いと思った」と。
いかがだろうか。私たちは、このホテルの人と同じように、日頃から自然に、「こちらが悪かった」という謙虚な物言いをするのではないだろうか。
今、訪日外国人の増加をきっかけに、日本人がこれまで意識していなかった「日本の心」を、見直す機運が高まっている。そこで、今日は、改めて「日本の心」について、次の3つのキーワードとなる言葉を用いてお話をしたい。
①「きょう一日を 喜んで生きていこう」
②「みんな仲よく 助けあい」
③「自分さておき 人様(ひとさま)に 己(おのれ)忘れて 精魂尽くす」
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