政経倶楽部【東京】第200回例会(朝食会) 10/7 木 のご案内

日時:2021年10月7日  開会:AM 8:00~AM 10:00 (開場:AM 7:30(※Zoom待機室開放:AM7:45))
会場:ルポール麹町 東京都千代田区平河町2-4-3 TEL03-3265-5365 有楽町線「麹町駅」 1番出口より徒歩3分. 有楽町線・半蔵門線 「永田町駅」 5番出口より徒歩5分.
 

「在日ウイグル人女性の魂の叫び~日本・ウイグル・チベット・モンゴルで『防共回廊』の再構築を」

■講演  ムカイダイス 氏   作家・千葉大学非常勤講師

「在日ウイグル人女性の魂の叫び
  ~日本・ウイグル・チベット・モンゴルで『防共回廊』の再構築を」


【ムカイダイス氏 プロフィール】

ウルムチ出身のウイグル人。千葉大学非常勤講師。
上海華東師範大学ロシア語学科卒業。神奈川大学歴史民俗資料学研究科博士課程修了。
元放送大学面接授業講師、元東京外国語大学オープンアカデミーウイグル語講師。
世界文学会会員。著書に『ああ、ウイグルの大地』、『ウイグルの詩人 アフメット ジャン・オスマン選詩集』、『ウイグル新鋭詩人選詩集』三冊とも河合眞共訳(左右社出版)、『聖なる儀式 タヒル・ハムット・ イズギル詩集』河合眞共編訳、『ウイグルの民話 動物編』河合直美共編訳(二冊とも鉱脈社出版)などがある。
また、『万葉集』(第4巻まで)、『百人一首』、関岡英之著『旧帝国陸軍知られざる地政学戦略―見果てぬ防共回廊』のウイグル語訳を手掛けるほか、ウイグル語のネット雑誌『探検』にて詩や随筆を多数発表している。
『在日ウイグル人が明かすウイグル・ジェノサイド 東トルキスタンの真実』(ハート出版)が好評(2021年3月刊)。



【言葉の説明】

・「ウイグル」は地名ではない。ウイグル人の人種、民族の名前。
・「新疆ウイグル地区」とは中国側の呼び名。正式な呼び名は「東トルキスタン」。
・「東トルキスタン」とは、トルコ人が住む土地の東、の意。「スタン」とは、土地の意。
・「防共回廊」とは、戦前、旧帝国軍と関東軍が極秘で推進していた地政学戦略の一環。満州国建国に続き、モンゴル、ウイグルの独立を支援して、反共親日国家群を樹立し、ソ連の南下を防ぎ、中国共産党との連携を遮断し、東アジアの共産化を防止するという稀有壮大な地政学戦略。
(関岡英之著『旧帝国陸軍知られざる地政学戦略―見果てぬ防共回廊』に詳しい。)



●①強制収容所300万人②戦わず騙され国を失う屈辱③日本はジェノサイド未認定

本日は、ウイグルの現実をお話しする。同時に、アジアの国々を欧米からの侵略を助ける為に戦った歴史を持つ日本の今後について、独立国家の主権を失った国の一人の民として、ウイグル人側の切ない願いもお伝えしたい。
尚、私の話を聴いてくださる時、次の3点を頭の片隅に置いていただければ幸いだ。

①今、「新疆ウイグル地区」のウルムチの収容所で、無実の300万人が苦しんでいる。

②ウイグル人は、国の主権を“戦って”失ったのではなく、“騙されて”失ってしまった。その屈辱を知ってほしい。

③世界7か国が中国のジェノサイド(集団虐殺)を認めた。が、日本は認めていない。アジアをリードする文明国家として、日本は声をあげてほしい。


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